How-To

GoPro、スマホ、Insta360 — 同じ場面を撮った別メーカーの3台を同期する方法

共通のクロックもリモコンもタイムコードもない — メーカー混在の機材でも、離れた場所で撮った映像は後から揃います。組み合わせごとの難易度と、手を動かす場所まで具体的に。

誰もガイドを書いてくれない機材構成

車にGoPro。コーナーの三脚にスマホ。ヘルメットにInsta360 — あるいはポールの先か、そのとき置けた場所に。

カメラ3台、メーカー3社、場所3か所。しかも歩いて回りながら1台ずつ録画を開始した。手元に残るのは、同じセッションを撮ったのに何ひとつ一致しない3つのファイルです。

マルチカメラ同期について書かれたものは、ほぼすべて「同じカメラを何台か持っている」前提です。1つのリモコンにペアリングする。タイムコードを流す。メーカー純正アプリで一斉にスタートする。揃った機材なら、どれも正しいアドバイスです。混在した機材には、どれも存在しません。GoProのリモコンでスマホは動かせませんし、スマホは誰のタイムコードにも乗りません。

だから混在機材は、撮り終わってから片づけるか、片づかないままかのどちらかになります。ここでは前者のやり方を説明します。

問題は1つではなく2つ

わかりやすいほうから。カメラごとに録画開始のタイミングが違うので、同じ出来事がファイルごとに別の位置にあります。これはカメラ1台につき数値を1つ決めれば直ります。

厄介なのはもう一方です。カメラはそれぞれ自前の時計を持っていて、その進み方がわずかにずれています。2分のクリップなら気づきません。1時間なら気づきます。冒頭でフレーム単位まで合っていたはずが、終わりのほうでは目に見えて遅れているからです。同じ生産ラインから出た2台よりも、スマホとアクションカメラの組み合わせのほうがこのずれは出やすくなります。

長いセッションを同期して、うまくいったと思ったのに、後ろ3分の1でカットがずれていく — 経験があるなら、原因はこれです。やり方を間違えたわけではありませんし、カメラごとのオフセット1つでは直りません。

混在した機材をStintBoxはどう扱うか

クリップをSync Studioに読み込みます。GoPro、Insta360、DJI、スマホの映像。別途GPSログやラップタイマーのログがあれば、それも一緒に。あとは自動同期を走らせるだけです。

揃えるときに使うのは、ファイルが実際に共有しているものだけです。記録されたテレメトリー、音声、そして映像に写り込んだそのほかの手がかり。メーカーが違っても関係ありませんし、同じ場所にマウントされている必要もありません。時計のずれによるゆっくりしたドリフトも、クリップ全体に固定のオフセットを当てるのではなく補正します。長いセッションが最後まで持ちこたえるかどうかは、ここで決まります。

クリップごとに、結果の信頼度が表示されます。90%を超えていればそのまま編集して構いません。70〜90%なら要所だけ確認。それを下回る場合は、失敗したという意味ではなく、目で見てくださいという意味です。

そして必ず検証してください。2つのアングルに同時にはっきり写っている瞬間 — シフトチェンジ、縁石に乗り上げたところ、ドアが閉まる音など — を見つけて、コマ送りで確かめます。ここに10秒かけるほうが、動画を全部編集し終えてから問題に気づくよりはるかに楽です。

ずれているところは、手でドラッグして合わせます。手がかりの乏しい映像では、はっきりわかる出来事を1つ選んで目で合わせるほうが実際に精度が出ます。手動調整は妥協策ではなく、そのクリップに対して正しい道具というだけのことです。

自分の機材構成で何が起きるか

どの組み合わせも同じように簡単なわけではありません。始める前に、自分がどれに当てはまるか知っておくと違います。

近くに置かれていたカメラ同士は、メーカーが何であれ素直なケースです。同じ出来事をどれも記録しているので、材料には困りません。

同じ車両に取り付けたカメラが一番簡単です。速度が上がっても信頼できます — たいていの構成が難しくなるのは、まさにその場面です。

ほかから離れた場所のカメラ — コース脇の三脚、ドローン、パドックの反対側に置いたスマホなど — は、信用するより確認する対象です。たいていはうまくいきます。動いていた場合や、同じ通過を捉えていた場合はなおさらです。ただ、さきほどの10秒を使うのはここです。

テレメトリーを持たない固定カメラが、ほかから遠く離れている場合が本当に難しいケースです。ほかの機材と共有しているものが「同じ出来事が両方に写っている」という事実しかない、ということも起こります。目に見える出来事を1つ選んで手動でアンカーを打ち、先に進んでください。20秒ほどで済みますし、粘る価値のある相手ではありません。

正直なところ、内訳はこんな具合です。混在機材のほとんどは最初の3つのどれかに収まり、あまり考えなくても同期します。4つ目はまれで、しかも予測がつき、それと気づけばすぐ片づきます。

気づかないうちに難易度を上げているもの

オリジナルのファイルを使ってください。

一度ほかのソフトを通した映像は、たいていテレメトリーを失って出てきます。メーカー純正アプリでトリミングした、編集ソフトから書き出した、容量削減のために再エンコードした、360カメラからスティッチした — 映像と音は残りますが、GPSトラックも、モーションデータも、カメラが書き込んだタイムスタンプも残りません。

見た目はまったく同じなのに、揃えるための手がかりだけが激減したクリップができあがります。Insta360やDJIのファイルが音声しか持たない状態で同期の段階に届くのは、たいていこの経路です。簡単なはずのケースが、理由もなく面倒なケースに変わります。

取り込み時にファイルを再ラップしたり「最適化」したりするものも同じです。カードからオリジナルをコピーして、それを使って作業してください。編集用にトリミング版が要るなら、あとから切ればいい話です。

次の撮影を楽にする

撮ってしまった映像は良くなりませんが、混在機材は毎回やってくる問題です。習慣を1つ足すだけで、その大半は消えます。

走り出す前に、全カメラを回した状態で、そのすべてから見える・聞こえる位置に立ち、はっきりした大きな出来事を1つ作ります。フレーム内での手拍子。車のドア。音でも絵でも輪郭がはっきり立つものなら何でも構いません。

終わりにもう一度、同じことをします。

1回目は全カメラに共通の瞬間を与え、面倒な構成を簡単な構成に変えます。効くのはむしろ2回目のほうです。録画の両端に固定点があれば、時計のずれはセッション全体を通して測れるようになります。気づかないうちに積み上がっていくのではなく。

かかるのは5秒です。スマホとアクションカメラを同じ機材に混ぜた長時間の撮影では、この5秒が「最後まで合っている同期」と「途中で崩れる同期」の分かれ目になります。

そこまでやる意味

クリップの時刻がそろった瞬間、それは3本の動画ではなく、1つの出来事の3アングルになります。オーバーレイは1組のテレメトリーで全アングルを駆動するので、コーナーの途中で車載からコース脇のスマホに切り替えても、スピードメーターは数え続けます。クリップごとに推測しているのではなく、1本のデータストリームを読んでいるからです。

これが成り立つのは、下地の同期が正しいときだけです。10秒の確認を飛ばしてはいけない理由がここにあります。

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